煙突の見える場所

公開日: : したまち爆笑コラム

image87さてさて、まるでスイッチが入ったかのように季節が変わり、寒暖の差が激しい今日この頃ではありますが、皆様如何お過ごしでしょうか。

先日ケーブルTVで観た映画「煙突の見える場所」。

1953年公開ですから古い。もうとにかく古い。
監督 五所平之助 出演 上原 謙 田中絹代 芥川比呂志 他

この映画、舞台が私の地元「足立区の千住」ということもあり、以前から気にはなっておりました。
そして冒頭、3本の煙突以外な~んにもない荒寥とした荒川土手をバックにかぶるナレーション。

「この辺は住宅地として、高級とは申しかねます。雨が少し多く降るとこの辺はたちまち洪水で、住んでいる人たちはみんな戦々恐々です。これでも大東京の一角だというんですが・・・」
と、全く容赦ないお言葉。
映画自体は「捨てられた赤ん坊をを巡って繰り広げられる下町人情劇。」
ということでありますが、やはり目を引くのは当時の千住地区の風景や生活様式。

特にタイトルにもなっております煙突(千住火力発電所の4本煙突「通称:おばけ煙突」)

どんな煙突かと申しますと

「千住火力発電所(現在の東京電力)は巨大な4本の煙突を持っていたが、この煙突は付近住民などからは「お化け煙突」の名で呼ばれていた」
では何故「お化け煙突」と呼ばれていたかと申しますと、

1)煙突から時たま煙を吐く姿が「お化け」のようで、火葬場が連想された。
2)見る方向によって、煙突の数が1 – 4本と変化する「不思議な煙突」という意味。

解体は昭和39年3月28日とありますから、当時私は3歳のご幼少のみぎり。
当然リアルな記憶はございませんが、長じて「見る角度によって本数が変わるおばけ煙突」の話はよく耳にしたものです。

そしてこの映画のテーマも、おばけ煙突になぞらえて
「一つの事象もそれを見る人(価値観)、見る角度(境遇・立場)によって見え方が違う」
ということなのでありましょう。

昨今何かと物騒な領海の問題、また一般常識との乖離が指摘される東京電力の対応。

もしも見る角度を少し変えて見る事ができれば、それまでとは違った景色が見えるのでは・・・
な~んて思ったり思わなかったり。

関連記事

選べる幸せ

先月汗だくで遅い衣替えをしたと思ったらこの寒さ。 慌ててジーンズやらスウェットやらを引

記事を読む

<= 108 >=

さてさて、いよいよ今年も押し迫ってまいりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか? 新年を迎える

記事を読む

増量注意!

「増量注意!」 さてさて毎度のことながら今年も年末がやってまいりました! 大掃除に追われる方

記事を読む

芸人 大喜利王決定戦 IPPONNグランプリ

この5月は記録的な暑さだったようですが、皆様如何お過ごしでしょうか? 突然ですが5/2

記事を読む

猛暑の衣替え

例年通り突然に夏がやって参りました。 当初の予想に反して今年は「猛暑」とのこと。 皆様如

記事を読む

看板の思い出

「看板の思い出」 「秋の日はつるべ落とし」などと申しますが先頃までの暑さが嘘のよう、すかりと秋

記事を読む

綿入れ半纏

「綿入れ半纏」 さてさて毎度のことではございますが、今年も残すところあと1か月となりました。

記事を読む

頑張れ!「探偵!ナイトスクープ」

皆さんはご覧になったことがあるでしょうか? 1988年(昭和63年)に関西ローカル(朝日放送)

記事を読む

いいわけ

波乱の一年も残すところ1ヶ月となりました。 今年の10月、青森の十和田湖に宿泊して仙台の松島経

記事を読む

続・鉄鍋偏愛者の悲劇

「続・鉄鍋偏愛者の悲劇」 いくらか寒さが緩んできような、春が近づいて来たような気がしますが皆様

記事を読む

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

「2021読者が選ぶビジネス書グランプリ」エントリー

■□■ 「2021読者が選ぶビジネス書グランプリ」 エントリー ■

熱量(カロリー)は使い捨てカイロの約13倍

「熱量(カロリー)は使い捨てカイロの約13倍」 「激動の」と申し

ホームページのショートカット

]]]]] ホームページのショートカット ]]]]] インターネ

今号のキーワード:Chromecast(クロームキャスト)

今号のキーワード:Chromecast(クロームキャスト) スマ

昭和の健康器具

「昭和の健康器具」 さてさて激動・激変の2020年も残すところ1

→もっと見る




PAGE TOP ↑