かつてのロミオとかつての…
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最終更新日:2022/05/10
したまち爆笑コラム
桜の季節といえば出会いと別れの季節でもございますネ。
まぁ、そこそこ生きて参りますと誰しもそこそこ出会いもあり、そこそこ別れも経験するものであります。
そして少なくとも私の場合、「久しぶりに会ってみたいなぁ」と思う人も居ますが、「出来ることなら一生会わずに済ませたい」と思うお方も結構居たりもするわけであります。
とは言っても、香港のシンジケートとかサラ金とかに追われているわけではございませんよ。はい。
先日TVで森山良子さんの確か「30年を2時間で飛び越して」と云う一人芝居のような不思議な曲を耳にしました。
20代の頃付き合っていた彼氏と約30年振りに偶然出会い、新宿のホテルのバーでお互いの若かかりし頃にタイムスリップする二人を、コミカルかつオシャレに仕上げたいかにも森山良子さん的な甘やかな大人の楽曲でありました。
ただやはり現実は歌詞のようにはいかないわけで。
今風に言えば「元カレ」や「元カノ」と20~30年を経て、出会いたくないシチュエーションを考えてみました。
1)全員アロハ柄のパジャマみたいなのを着せられる
「健康ランドの宴会場」
もうこれはヤバいです。特に若いオバカな頃、どえりゃー気取った (なぜか名古屋弁)セリフを言い合った 仲っだったりすると、もう目も当てられない惨状。だってお互い老化 してしまった上のアロハ柄ですから。
しかも湯上りでテカテカ。ステージでカラオケなんか歌っちゃってる 最中に目が合っちゃったりしない事を祈るのみです。
2)スーパー西友 火曜特の市
1枚\97特売の干物(ひもの)売り場
しかも少しでも大きな「鯖のみりん干し」を取ろうとしてトングで挟ん だら、ほぼ同時に挟む人が…。
「???」とお互い目を合わせると、なんとかつてのロミオとジュリエット…。
そして「左右から挟まれた「鯖のみりん干し」。当然かつてのロミオから そっと手放すのがダンディかと思われます。 そして動揺を隠しつつ透明のビニール袋に「鯖のみりん干し」4枚(家族の 人数分)を収納し、 レジに歩を進めるかつてのジュリエット。
太めになったその後姿を見送る、ジャージ姿のかつてのロミオ。
ほろ苦い…というよりは、ちょっと生臭い午後の再会。
嗚呼、なんとしてもこんな状況は避けたいものですが…。
しかしまぁ、「出会い」がなければ「別れ」も「再会」も無いわけですからね。
桜満開のこの季節。
広い意味で新たな「出会い」を求めて外に出てみましょうか。
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