スペースキー 変換キー 無変換キー
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パソコン用語の基礎知識
今号のキーワード:『スペースキー』『変換キー』『無変換キー』
文字入力のレッスンで文字の変換を説明しているとき、「入力した文字を漢字に変換するときは、キーボード下の何も書いてない細長いキー(←スペースキーのこと)を押してください」と説明します。
その時受講生から「スペースキーの横に”変換”ってあるけど、これではだめなんですか?」と
聞かれることがあります。
また、「この”無変換”って何のためにあるんですか?」と続けて聞かれることも。
『スペースキー』は「漢字に変換」「空白を開け」たりする時によく使いますが、『変換キー』と『無変換キー』の2つは、何のためにあるのでしょうか?
この2つは、昔々に流行した日本語ワープロの名残り。
昔のワープロでは、漢字に変換する『変換キー』と、空白を空ける『スペース(空白)』キーというようにそれぞれ、別の重要な役割を担っていました。
また『無変換キー』は、漢字にせずそのまま確定し次へ進むという機能を担当していました。
それぞれのキーに存在意義があったわけです。
でも、パソコンでは『スペースキー』が状況によって変換と空白を担当できるようになり、『変換キー』の役割も担うようになりました。
また変換しない場合も、そのまま確定すればよいわけで『無変換キー』の意味も無くなってしまいました。
では、『変換キー』と『無変換キー』は”無用の長物””意味のないキー”なのでしょうか?
設定にもよりますが、現在のWindowsパソコンでは、『変換キー』は「再変換」、『無変換キー』は「カタカナ変換」に利用することができます。
文字を入力して変換⇒確定した時、変換する漢字を間違えてしまった場合、すぐに『変換キー』を押すと、もう一度変換をやり直すことができます。(スペースだと空白が入ってしまう)
また、変換せずに『無変換キー』を押すと、カタカナ⇒半角カタカナ⇒ひらがなの切り替えができます。
あまり使われることのない可哀そうなキーですが、自分の役目を一生懸命果たそうと頑張っています。
ぜひ思い出して使ってあげてみてください。
詳しい使い方その他、PCに関すること、お気軽にご質問・ご相談ください。(お)
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