運命的な出会い
公開日:
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最終更新日:2022/05/10
したまち爆笑コラム
「運命的な出会い」
しばらくお休みをしているうちになんと12月!あっという間の年の瀬でございます。
何かと慌ただしい年末、皆様いかがお過ごしでしょうか。
その出会いは唐突に、10月のよく晴れた午後に訪れたのでした。
場所は「かっぱ橋道具街」の路地を入った比較的大きな調理器具専門店。
そいつは大柄な全身を銀色に輝かせながら、颯爽と秋の日差しの中にたたずんでいたのです。
時は折しも「第33回かっぱ橋道具祭り」の真っ最中。そいつが鎮座している段ボール箱の下には
「鉄製北京鍋36㎝(フタ付き)数量限定」「道具祭り限定 定価¥6,900が67%offの¥2,250」の貼り紙。
若いころより「中華料理好き」というよりは「中華鍋好き」の私にとってはもう完璧なフォルム。
つまり平底で取っ手の片方は木製で反対側鉄製。しかも燻製に使えそうなドーム型のフタ付き。
そして何と言っても「67%offの\2,250」!!まるで雷に打たれたようにフラフラと吸い寄せられる私。
そっと白木の取っ手に触れて持ち上げた瞬間、手のひらから肘へ、肘から肩へ伝わる感覚。
「うっ!お、お、重~い!」
私にとって全てが理想的な中華鍋なのに、いくらなんでも重過ぎる。原因は直径36㎝という大きさ。
果たして俺の左手はこいつの重量に耐えられるのだろうか。
そもそも来年から一人娘が結婚して夫婦二人の家庭に、このサイズの中華鍋は必要なんだろうか。
「かっぱ橋道具街」の片隅で思いは千路に乱れ嵐のような葛藤と煩悶に身をよじらせつつ荒い息を吐く中年男。
結局その後2時間逡巡した結果、この中華鍋を購入。そしてあの運命的な出会いから早や2か月。
日々油粕がこびりつかないよう、間違っても錆などでないよう細心の注意と愛情を注ぎつつ
私の「中華鍋ライフ」は続いているのであります。(ま)
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