高嶺の花
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最終更新日:2022/05/10
したまち爆笑コラム
いよいよ五月、そしてゴールデンウィーク。
皆様にはきっと楽しい旅行やレジャーの計画がおありのことと思います。
さてそういえば最近あまり耳にしませんが「高嶺の花」という言葉がございます。
調べてみますと「遠くから見るだけで、手に入れることのできないもの、あこがれるだけで、
自分にはほど遠いもののたとえ。」とのこと。
よく恋愛関係に使われる言葉ではありますが、高級なもの全般に使われる言葉でございましょう。
そこでふと思い出しましたのが、以前社員旅行で行きました某ホテル。
まぁ、それほどではないにしても個人で行くには敷居の高い、それこそ「高嶺の花」的なホテルでありました。
とはいえ時はバブル真っ盛り。
会社も景気が良かったのでありましょう、ホテル一の大広間で、綺麗どころの芸者衆を20~30人呼んでの大宴会。
な~んも考えずにひたすら酔っ払いつつ「あ~ぁ、オレもいつかこんなホテルに泊まれるようになりたいなぁ」
などと、思ったものでございます。
そしてあれから約30年。バブルは弾け、日本経済はどん底に陥り、
貴乃花は宮沢りえと破局し、ノーパン喫茶がなくなり、私の肝臓は悪化の一途を辿り、
地上デジタル放送が始まって東京スカイツリーが完成し・・・・。
そう、日本にも私にも様々な変化があったように、当時「高嶺の花」だった某ホテルにも劇的な変化が。
おそらく経営不振から激安ホテルチェーンに身売りしたのでありましょう。
現在、夕食・朝食がバイキングで¥10,000未満で宿泊出来る激安ホテルに変貌。
う~む、何と申しますか、中学生の時に憧れた同級生(マドンナ)と30年後のクラス会で再会してみたら、「普通のオバサン」になっていた、みたいな。
ちょっと寂しいような哀しいような、何だかそんな気持ちになったりして・・・。
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