合鍵
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したまち爆笑コラム
必要にせまられて合鍵を2本作ることとなりました。
同じビルの2階と3階の鍵でありますから、当然同じような形。
「こりゃいちいち確認するのも面倒だし、何か区別する方法を考えなきゃなぁ」
と思いつつ駅前の「ミスター○○」へ。
店内に入って目についたのが、何やらカラフルに彩色された鍵のディスプレイ。
若い男性の店員に聞いてみますと、普通の鍵よりはいくらか値段が高いものの…
十種類以上はあるデザインから選べるとのこと。
どうやって金属に彩色しているのか不明でありますが、こりゃ便利。
分かり易いように緑色ベースの迷彩柄と、オレンジ色ベースのマーブル模様でお願い。
するとものの数分で2本のカラフルな合鍵が完成。
これでバッチリ、間違えようがありません。
「へ~…便利な物が出来たもんですなぁ」と感心しておりますと、
「ミスター○○」の若い男性店員が
「色だけでなく、デコレーションされた鍵もあるんですよ」
とポケットから取り出した鍵。
なんとその鍵、指で持つ部分が立体的なハート型。
そしてそのハートの中にはダイヤモンドのようなガラスが埋め込まれております。
「へ~….」と更に感心しておりますと、聞いてもいないのに彼がポツリ。
「実は彼女にふられまして….合鍵を返されちゃったんですよぉ」
ありゃりゃりゃ。
初対面の青年にいきなりそんな事言われてもなぁ…と困惑いたしましたが、
多分というより間違いなく、あのハート型の合鍵。
「きっと自分で作って渡したんだろうなぁ」と思うと、何やら切なくなりました。
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