見知らぬ自分
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最終更新日:2022/05/10
したまち爆笑コラム
ちょいと事情がございまして、しばらくお休みをさせていただいておりましたが、皆様にはお変りございませんか?
「人は案外自分自身のことをわかっているようで、わかってないんだよね」
な~んて言葉をたまに耳にいたします。
「自分が誰だかわからない」となると問題は深刻ですが、要するに自分でも気がつかない意外な面がある、ということなのでございましょう。
さてさてかくいう私でございますが、とにかく無駄なこと不必要なことが大嫌いで実用一点張り。
ですから人種としましてはイタリア人というよりはドイツ人(どっちの国も行ったことが無いけど)の気質に近いのではないかと。
以前にも申し上げましたが、服装はまるで無頓着。
100円ショップが大好きで、つい最近まで\1000の床屋で済ましておりました。
(そんなドイツ人あんまり居ないと思うけど)
そんな私なのですが、先日引き出しの中に転がっている数個の腕時計を見て、あることに気が付いてしまったのです。それはといいますと、どれもこれも100M~200Mの防水時計及びダイバーズウォッチであること。
だがしかし私はこの世の中に存在するスポーツ全てが苦手であり、そんな私にとりまして水泳ましてやダイビングなどは完全な自殺行為。
つまり防水時計は全くの無駄であり超不必要。
なのに何故無意識のうちにそのような時計を買い続けていたので
ありましょうや…。
泳げないからこそ「お魚になりたい…」みたいな憧れが潜在的にあったのでしょうか…。
私は常々、ちょっとドイツ人気質だけど(しつこいか)非常にノーマルな常識人だと自負しておるわけですが、かつて水を張った洗面器に防水時計を沈めて、ポカーンと眺めていた自分を思い出してしまいました。
正に「よくわからない自分」多くの人が「自分こそノーマル」と思って日々過ごされていると思いますが、ある時「まるで自分の知らない自分」
と出逢ってしまうかも知れませんよ…。