突然のザブン
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したまち爆笑コラム
「事実 は 小説 より 奇 なり」
世の中の実際の出来事は、虚構である小説よりもかえって不思議である。
英国の詩人、バイロンの言葉。
とある良く晴れた日の朝。
ふと気がつくと私はある物をジッと見つめておりました。
そのある物とは「洗濯機」。
何年前に購入したか忘れましたが、前面に窓があるタイプ。
そして洗われておりますのが厚手の毛布。
選択のコースは勿論「毛布」になっております。
「洗い」モードでまず気になったのが、時折チョロチョロと降りかかる水の少なさ。
毛布の厚さからして少ない!少な過ぎる!
そして私を更に不安にさせたのがその奇妙な動き。
ユラユラッと動いてはパタリ、と止まってしまう。
1・2・3秒位してまたユラユラッと動き出す。
「壊れているのか?」と思う。
つまり「この毛布を綺麗に洗ってやる!」という意思が全く感じられない。
洗濯しか出来ない機械なのに、その洗濯が苦手・・・といいますか。
まるで肌の露出が苦手な相撲取り・・・
みたいな感じ。(違うかも知んないけど)
だって「ザブンザブンのガランガラン」ならともかく「チョロチョロのユラユラ」なんですから。
とは言え「洗い」モード。
劇的な転換を期待しつつジッと見つめること数分。
「カチリ」という音と共に静かに「洗い」モード終了。
エッ?エエ~ッツ!しゅっ、しゅうりょぉぉぉぉぉぉ!?
それはもうまるで、しきりまでやっておきながら、回れ右して帰っちゃう相撲取り・・・
みたいな感じ。(ちょっと近いかも知んない)
唖然茫然とする私をしり目に「すすぎ」モードに突入。
「あぁ、俺は一体何をしているのだ・・・。」
軽い後悔と共に洗面所を出ようとした途端、
「ザブン!ザブン!ザブン!ザブン!」
何!?そっ、そこで「ザブン!ザブン!」だったのか!?
何気ない日常。
どこに小さなドラマが隠れているか、わからないものですなぁ・・・。(ま)
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