その道の達人

公開日: : 最終更新日:2022/05/10 したまち爆笑コラム

colum_img8[1]全くバタバタしているうちに今年も終わろうとしております。
私がもしもオカマさんだったら「もう!どーしてくれるのよーっ!誰か私の1年を返してちょうだいよーっ!!」と、ヒステリックに叫んでいるかも知れません。
(何もオカマさんになる必要もないけど)

さて今年最後のお話ですが、どんな世界にもその道を極めた「名人・上手・達人」と呼ばれるお方がいらっしゃいまして。
最近見かけませんが、何十人分もの「そば」を担いで自転車に乗っちゃう「出前の達人」とか、なんだか分からないうちに取っちゃう「かるた取りの名人」とか。
いずれにせよ、凡人には計り知れない努力・苦悩・忍耐を積み重ねて、人々を「う~む・・・」と唸らせる「域」に達したであろう事は間違いありません。
で、あるからしてそう易々と出会えないのが「名人・上手・達人」と呼ばれるお方なワケですが・・・
実は私、出会ってしまったのです。

場所はよく行く「スーパー銭湯」。
確かその日は「日替わり風呂」が「ワイン風呂」の日で、ぐったりしたオジサンが2~3人浸かっておりました。
なんだか「ワイン風呂」というより「紅生姜汁風呂」みたいな感じ。
「ワイン風呂」なんだから「叶姉妹」とかが入ってなきゃダメだろー!
無理だけど)とか思いつつボンヤリしておりましたら、洗い場の隅でひっそりと至芸を披露している達人を発見。

なんとそのお方は
「自分の背中からお尻を洗う達人」なのでありました。
背中しか拝見していないので推測ですが、年の頃なら50代半ば。
多肉中背の立派な中年肥り。
ただそのナイロン手拭い(正式名称不明)でご自分の背中からお尻にかけてを洗い上げていく動作のシャカシャカ、シャカシャカとなめ~らかな事、なめ~らかな事。
何十年という歳月を費やしたであろう1分の隙も迷いも無い正に 「至芸」!思わず見入ってしまった次第であります。
ただ惜しむらくは、その「至芸」が、おそらく(イヤ間違いなく)大衆の前で披露出来ないであろう事。
終世一度も拍手や賞賛を浴びることなく消えてしまう「幻の名人芸」。
う~む・・・渋いぜ 達人!

是非「一子相伝の秘芸」として御子息か御令嬢に(すんげー嫌だろーけど)脈々と伝承し続けて欲しいと願いつつサウナ室に歩を進めた私でありました。
皆さんもお近くのスーパー銭湯の日替わり風呂が「ワイン風呂」の日、私が出会った達人に会えるかも。
つーことで、また来年お会いしましょう。よいお年を!

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